1月26日、愛知県で第6回精神科看護勉励会 精神科看護師の技術の明確化
〜問題解決思考とオープンダイアローグ〜が開催されました。
愛知県以外に岐阜県、東京都、神奈川県、香川県から参加され、精神科看護とは何か、看護師の専門性とはなにか、看護師の定義とは、看護師の技術の明確化について、中部学院大学
看護・リハビリテーション学部 看護学科講師 木挽 秀夫先生に講義をしていただきました。
講義のなかで普段を振り返る問いかけがいくつもありました。
・普段、我々が行っている看護計画。それは患者に合っていますか、個別になっていますか、合っていないと思った方は、それは看護ではなく、業務になっていませんか。
・入浴日に決まって入浴すること、歯磨きを一日三回してもらうことは何を目的で、誰の目的で誰のためなのか。
・看護師は協同できる、できないを看護が判断するのではなく、協同する姿勢を常に示していくことが望ましいが、できているのか。
・看護は生活を援助しているが、生活とは病棟の適応ではない、社会適応を示しているが、現場にいくと病棟の制限から社会から外れていることが多い。
・社会復帰の評価をしているが、100%を目指している。整形で例えるなら、骨折した方が松葉杖でも生活できることを評価するが、走れるようになるまでを評価している。
・看護計画には、本人の希望が入っているのか。
・看護で問題点となっているのは、本当に問題なのか、誰にとっての問題なのか。
・問題点ばかり上げているが、問題にはゴールがあるのか。
・夜間帯に点滴を抜去する危険性のある認知症の女性が入院してきた。ここで問題となるのは、どこの部分なのか。抜針することが問題なのか、抜針よる皮膚損傷なのか、では昼間だったらどうか。
研修で上がった一部の内容ですが、皆さんはどう考えますか。現場の起きていることを再度振り返ると、説明できないことが多く、曖昧な部分が多いと思います。そのことを踏まえていく必要があると思います。
午後の座談会結果になります。
今回は、1、学生時代精神科についてどういう教育を受けてきたか。2、私たちは何屋さんなの?何をする仕事なのか?3、精神科看護の役割とは?についてグループに分かれて話し合いを行ないました。
皆さんも、自分の過去を振り返り、自分たちの仕事・役割について振り返ってください。
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